リンドーロがシラグーサに変更で嬉しい驚き!!!夏時間移行でボンヤリしてたのに、一気にシャッキリした。
最初のアリアの途中でちょっと危ないところがあってヒヤッとさせられたが(喉に何かひっかかって声自体出しづらそうなことに!)、後は持ち直したので安心した。やっぱり彼のイタリア声で聴くロッシーニは最高。
この日はソリスト、コーラス、オケに融合感がなく、芝居の流れがつかえるような印象で如何にも”プルミエールです”と貼り紙をしたくなるようなパフォーマンスだったし、セルバンの演出は例によって「?」な部分が多々あったけれど、そーんなこと全部吹っ飛ばされるくらい楽しかった。ロッシーニ万歳!
それにしてもこのパッパターチという称号、ブルジョワ・ジョンティオムに出てくる称号ママムーシとまるきり同じだと思う。まさかアイディア拝借ということもないだろうけれど、扱いは一緒。この頃のヨーロッパ人のトルコや北アフリカの異文化を見る目はこんな感じだったのかと見るのも面白いし、意味のない称号を与えられて喜ぶ凡人というのは普遍的に笑いの対象になるのだな、と。
ダルカンジェロを舞台で見るのは初めてかしら?と思ったら前回ONPで歌ったのは2002年で私がオペラを観はじめる前だった。昨日の演技はROHでのエスカミリオのイメージを完全に覆す完璧なコミックぶりで、あの大笑いの半分以上は彼のおかげ。あの茹でただけのようなスパゲッティ、不味そうだったなー(笑)。
あれ?私は芝居を観たのか、オペラを観たのか?むむむ…。
RICCARDO FRIZZA Direction musicale
ANDREI SERBAN Mise en scène
MARINA DRAGHICI Décors et costumes
GUIDO LEVI Lumières
NIKY WOLCZ Chorégraphie
ILDEBRANDO D'ARCANGELO Mustafà
JAËL AZZARETTI Elvira
ANNA PENNISI Zulma
NAHUEL DI PIERRO Haly
ANTONINO SIRAGUSA Lindoro
VARDUHI ABRAHAMYAN Isabella
TASSIS CHRISTOYANNIS Taddeo
2ème loges de côté 2